中国で一人旅をしていた時のはなし。~いざ、福建土楼へ!~
さぁ、第二夜です。
じんぼーいよいよ福建土楼へと足を踏み入れるわけですが、その前に言わせてください。
中間試験やだよーーーーーーーっ!!(´;ω;`)ウゥゥ
作文の授業はなんでPPTの発表もあるのに中間試験もあるのーーーーーーーーっ!?(# ゚Д゚)
書き言葉難しすぎだよ、中国語...。(゜-゜)
ってことでお待たせしました。
第二夜です!どうぞ!
この日は広東から高速鉄道(日本でいう新幹線)で福建省の龍岩駅へ。
省都からだいぶ離れてることもあり、割と小規模な駅に人もまばらで、すでに都会から遠くに来ていることを実感せずにはいられませんでした。
そして何より…
(外国人観光客が見当たらない!)
外国人は恐らく私だけ。
しかも、大きなバックパック背負ってるから、一目で観光客だとバレる私。土楼まで連れてってくれるという客引きのおじちゃんおばちゃんが一斉に私に向かって話しかけてくる…!ひえ~
1人で値段交渉して個人的に車に乗る勇気もなかったので、駅から少し離れたところにあるチケット売り場で、永定行きのチケットを買ってバスが来るのを待機。
待つ事30分、マイクロバス程の大きさのバスがやってきました。
乗客を乗せたバスは、どんどん田んぼ道へと突き進んでいきます。
道中、隣に座っていたおじいさんが
「僕も土楼で生まれ育ったんだよ。」
というお話を聞かせてくれたのですが、正直おじいちゃんの鼻から出てる束のような毛が気になってお話が耳に入ってきません。
簡単に話をまとめると、おじいさんは若い頃に生まれ育った土楼を出て、街のほうへと出稼ぎ労働へ。それ以来、土楼へは年に数回帰省する機会があるそうですが、息子さんは都会で教育を受け、そのまま大学へ進学。春節などの祝日は土楼に行くそうですが、ご家族の生活はすっかり都会にあるご様子でした。
そんなこんなでお喋りをしているうちに、2時間ほどでバスは永定土楼民族文化村へと到着。宿のおじちゃんに連絡すると、文化村の入り口まで車で迎えに来てくれました。
本日の宿に到着です。
「いや~日本人はひさしぶりだよ~!君の部屋は一番いい部屋だからね!」
と言っておじちゃんが案内してくれた部屋がここ☟
...なんかめっちゃレトロ感満載でかわいい!!!
部屋のなかは観光客向けに改築されているようで、エアコンあり、Wi-Fiありと非常に快適でした。シャワーとトイレは共同でしたが、それもちゃんと現代風...。
内心、ぽっとん便所を覚悟していたので、ほっとしたのを覚えています。
一階には野菜等の食材が保管されており、そこで調理できるようでした。
一階の調理場からは昔と変わらないような雰囲気を感じ取ることができます。
この日は周辺の土楼を散策して、土楼で晩ご飯をいただくことに。
そして、
「姉ちゃん、お腹すいたでしょ?!」
と渡された晩ご飯のメニュー。
一食おおよそ40元。
思わず自分の目を疑います。
学食だったら10元で食べれそうな家庭料理の数々…!!!
思わず「えっ?!( ゚Д゚)」という心の声が漏れます。
(学食だったら4食食べれるじゃん...!!!)
おじちゃん「ん?どうした~?」
私「こ、こ、これ…」
おじちゃん「あ、何食べていいのかわからないんでしょ?前に来てた日本人にはこの料理が人気だったよ!」
とジャガイモの野菜炒めを勧められました。いや、確かにじゃがいも好きだけども。
ここらへんからですね。
おじちゃんの顔が急に胡散臭く見え始めました。
そして、私は心の中でひっそりと決意したのです。
二泊三日一日一食生活を。
と同時に、おじちゃんと腹の探り合いの二泊三日が幕開けしたのでした…。
(つづく)